とちの木ホームは材木店として培ったノウハウを生かして、
高品質の桧を使った家づくりをしています。

さかのぼること1950年…戦後復興の柱として山に多くの木材が植林されました。
将来を見据えた資源として、私たちの先祖が大事に山を育んでいたのです。
しかし、高度経済成長と共に安価な外国産材が輸入されるようになり、
外国産材の輸入が増えるにつれて国内の自給率も少しずつ減少…一時は30%以下まで落ち込みます。

それから50~70年が経過し、戦後に植林された人工林は伐採適齢期の樹齢となりました。
ですが、外国産材との価格競争に勝てず、木材を伐採・出荷しても利益にならない事態が生じたのです。
さらには所有者の高齢化が進んだことで、資源として利用できる森林蓄積は年々増えているにも関わらず、多くの人工林が適切に管理できていない状態が続きました。

栃木県は55%の広さを森林が占めており、そのうち約半数が人工林です。
人が造った人工林は、適切な管理を怠ると【がけ崩れ】や【洪水】の原因となることをご存じでしょうか?
下刈りや間伐がされない山の地表には日光が届かず、草木の根が張らなくなります。
その状態が長く続くと、徐々に土が痩せていくのです。
そして、痩せてしまった土地に大雨や台風が発生すると、根が水を吸いきれずに土砂崩れや洪水が発生しやすくなってしまうのです。

森は、【植える】→【育てる】→【収穫する】→【適材適所で使用する】という様に、定期的に循環させることが最も重要となってきます。木を伐採することは自然を破壊してしまう事だと思う方もいるかもしれませんが、実は逆で、木を使うことは元気な森を育てることに繋がるのです。

とちの木ホームでは、豊かな地元の山を何とかしたいという想いから【とちぎ材】をふんだんに使った木の薫りのする家づくりをしております。

とちぎ材はトップクラスの木材

栃木県の冬は寒いですが、雪は少ない気候です。
そこから生産される木材は、曲がりづらく目の詰まった国内トップクラスの優良材が生産できます。

集成材で多く使われている外国産の木材などと比べて、日本古来から使っている桧や杉の方が、【木】本来の性能も良いですし、湿気の多い日本の環境に適していると考えます。

木材は呼吸するものであって、木が生まれ育った気候が木材にも一番なじみやすいのです。地元で取れた木材を同じ気候の建物に使用すると、木材が変化してドアや窓が閉めづらくなることも少なくなり、家が長持ちするようになります。

桧は神社や仏閣を建てるための木材として多く使われることには理由があります。それは、調湿性能が高く、水や湿気で傷みにくいことはもちろん、家の天敵であるシロアリやダニを寄せ付けにくいメリットがあるからです。

断面形状はほぼ真円

地面から垂直にまっすぐ育つため、断面はほぼ真円で、中心の偏り(偏心)や円(成長)の歪みが少ないのが「とちぎ材」の原木丸太の特徴です。また、適度な気温・降水量で風水害の影響を受けにくい地域のため、目が細かく、均一に育っています。ここまでバランスが良い原木を見られる地域は少ないです。

真っすぐで幹が太い優良材

雪の重みなどの影響を受けることが少ないため、根曲がり材、S字状の曲がり材は見つからず、真っすぐで素性の良い材が育ちます。
枝打ち・間伐など手入れが行き届いているため、元玉(株のほうに近い丸太)から3番玉(株からみて3番目の丸太)まで見分けがつかないほど、幹が太く節のない優良材が育ちます。

経年で強度が増していく桧

日本の木材のなかでも優れた耐久性がある桧で建てられた法隆寺薬師寺の塔は、1300年経った今も立派に維持されています。桧は伐採してから約200年間は強度が2~3割上昇し続け、その後1000年という長い年月をかけて緩やかに元の強度に戻ると言われています。
鉄やコンクリートの耐久性がせいぜい100年程度といわれているなか、桧は木材として耐久性や保存性が世界トップレベルなのです。

真岡の注文住宅

とちの木ホームは材木店として培ったノウハウを生かして、
高品質の桧を使った家づくりをしています。